2015年 10月 06日
満百歳
実家の祖母が満百歳を迎えました。
昨年、百寿(数えで99歳)をお祝いしましたが、これで正真正銘100年生きたことになります。
私もお祝いに行ってきました。
市の方がお祝いに来てくださる時間の1時間以上前から、祖母はそわそわ。
お茶の用意、お茶菓子はどれ、何人来るか(いらっしゃるまで何人かわからなかった)、何度も聞いて、お湯のみ、お皿を確かめて。
乱雑なところがお客様に見えないように、あの戸を閉めて、こっちも、と(笑)
すべて、母が準備万端、抜かりなく用意してくれているんですけれどね。
和菓子のお皿は、祖母がかつて作った木彫りのお皿です。
訪ねていらしたのは市からお二人、地元の新聞記者の方がおひとり、でした。
母が横から手を添えています。
このとき、記者さんも写真を撮ってくださっていました。
どんな記事になるでしょうね。
買い物に行けない祖母のために、この日の装いは母が用意しました。
ちなみに、すっぴん、ノーメイク。
「100歳になったお気持ちは?」
と訊ねられて、
「長生きついでに、もうちょっと頑張るわ」と言って皆を笑わせた祖母。
市内の100歳以上のお年寄りは69人だそうです。
記者さんによると、自宅で100歳を迎えられる方は少ないですよ、とのこと。
足が弱って歩けないけれど、持病もなく、体はきわめて健康です。
元気で100歳を迎えられたのも、毎日の母のサポートあればこそ。
「おかあさん(母のこと)、どこ?」
「おかあさんがおらんといけんのじゃ」
「おかあさんがおったら安心」
と祖母もいつも言っています。
さて、大きな箱の中身は何だったでしょうか?
大きいけど軽くて、木箱に入っていました。
それは...
シルク入りの軽くてやわらかな肌掛け布団でした。
(写真が暗くてごめんなさい)
ほっとしたのでしょうか。
なんと、そのあと特大ワッフルもひとつ平らげました(笑)
そうそう、100歳になると、総理大臣から賞状がいただけるんですね!
100歳、万歳。
大阪生まれ、お嬢さんだった祖母。
嫁いだときから、たくさんの人の世話をして、看取ってきた祖母です。
多忙な仕事を持っていた母の代わりに私や弟を育ててくれましたし。
ドイツに住む叔母がメールで書いてきました。
「親戚や知人を含めると、たくさんたくさんの人が亡くなる瞬間を見て来て、みんながのり子さんありがとうと、やすらかに息を引き取ったのよ。
みんなのありがとうが長生きさせてるのだと私は思います。」
100歳おめでとう、おばあちゃん!
ついでに、もっともっと、長生きしてね。
お祖母様の満百歳、おめでとうございます!
素敵な笑顔を拝見できてうれしいです。
プレゼント、予想どおりでした ♫
ついでの寄り道が長いってこと、けっこうあるよねえ。
暗さ抜きで、ってホント、そう。
特大ワッフル、普通の2倍くらいありますが、ペロリ。
はるこさんも食べたことあったかな??
「くらや」のです。