2013年 04月 09日
厳島詣 序章
大河ドラマ「平清盛」つながりでずっと行きたいと思っていました。
島全体がご神体と言われる聖地「厳島」通称「安芸の宮島」へ。
清盛が造った壮麗な厳島神社を是非この目で見なくては、「そこからの眺め」はいかばかりか・・・と妄想のみ膨らませつつドラマは終わってしまったのでしたが、やっとこのたび「厳島詣」を果たすことができました。
潮の満ち引きで姿を変える世にも稀な建造物、厳島神社。
その姿を存分に味わいたいと思い、日帰りではなく1泊2日の旅の計画です。
ちなみに、2日間の満潮干潮時刻は次のようになっていました。
4月7日
干潮13:35
満潮19:36
4月8日
干潮1:47
満潮8:03
干潮14:14
ただ、出発を予定していた4月7日は、爆弾低気圧が大暴れして全国的に天気は大荒れになるので、無理な外出はするなとTVニュースでも警告を発する状態。
飛行機や船、鉄道まで運休するところがある中、もしかして宮島へ渡るフェリーが動かなかったらどうしよう?と懸念しつつ(「平家納経」の回をまざまざと思い出しつつ)、雨の中をとにかく出発(風はそれほど強くなかった)。
松江から広島県三次までの高速道路が開通したばかりで、山越えは楽でしたが、山間は霙(みぞれ)。
低気圧が東へ去ったかわりに寒気が降りてきていました。
広島市内を通り過ぎ、廿日市(はつかいち)市に入り、小雨の中、無事に宮島口(フェリー港)に到着。
フェリーは動いていました。
動いていたどころか、観光客でいっぱいです。
宮島口から宮島へ、フェリーで10分。
直線ではなく、大鳥居に最接近するコースです。
対岸の宮島は雨に煙っています。
おや。晴れてきた?
晴れてきた。
13:30 ほぼ干潮時刻。
このときだけ、まるで私を歓待してくれるかのように(←思い上がり)、聖地厳島神社の大鳥居の上は晴れていました。
続きは次の記事にて。