2011年 11月 16日
鬼の舌震
先日、奥出雲へ行った機会に「鬼の舌震(おにのしたぶるい)」という名勝を訪ねました。
島根に住んで20年以上になりますが、初めて、です。
約2kmにわたる渓谷の崖にはりつくように遊歩道がつくられていて、
奇岩巨岩渓流のダイナミックな眺めを楽しみながら歩くことができます。
「鬼の舌震」の名前の由来は‥
パンフレットによると
鬼の舌震という呼び名の由来は古く、天平5年(733年)に編纂された『出雲國風土記』の戀山(したひやま)の項に、「阿伊のさとに住む玉日女命という美しい女神を恋い慕った日本海の和仁(わに=サメ)が夜な夜な斐伊川を通い来たが、これを嫌った姫が巨岩で川をせき止め、ワニを阻んだところ、ワニは一層姫を恋い慕ったとあり、この「ワニのしたふ」が転訛したものといわれています。
また、「この地の断崖絶壁に驚いたワニが舌を震わせた」からだとも言い伝えられています。
とあり、なんと鬼ではなくワニなのです。
しかもこのあたりではサメのことをワニと呼ぶので、鬼ではなくサメなのです。
でも高所恐怖症の私としては、
「鬼が舌を震わせてすくみ上がるほど怖ろしい断崖絶壁」
でいいんじゃないかと‥(笑)
紅葉はこれから見頃、というところでした。
ズームレンズを持っていなかったので、写真はすべて見たままの景色です。
(なお、写真をクリックすると大きくなるはず、です)
そしてこんなところ、初耳です。
「鬼の舌震」は鬼。。ワに。。サメ。。ややこしいね。
でもそれほどの断崖絶壁、
膝がフニャ〜ッとなりそうね、、