2008年 09月 23日
Herbie Hancock三昧の三枚
タイトルは『Then and Now』。
中学生のころ、初めて彼の「処女航海」を聴いたとき、それはただのジャズじゃなかった。
「なんてカッコイイんだろう・・・!」
しばらく「処女航海」="maiden voyage"という言葉が私の中で「カッコイイコトバ」として刻みつけられていたっけ(ヘンな中学生)。
その記念すべき「処女航海」から始まるベスト盤です。
今聴いても斬新で洗練されていて、とにかく「カッコイイ」曲が続く。
当分、聴き倒しそうな予感・・・。
そしてこちらは10年ほど前のアルバム
『Gershwin's World』。
何度聴いても飽きないまさに10年来のお気に入り。
あいかわらずかっこよくてcool。
クラシックとジャズの境目にいるジョージ・ガーシュインとその周辺の音楽を、ハンコック流に翻訳した、という趣。
中でも私が好きなのは、ラベルの「ピアノ協奏曲ト長調 第二楽章」。
夢のように美しい、もともと大好きな曲だけれど、原曲よりハンコックversionの方が私は好きかもしれない・・・。
オーケストラの響きをバックに、自由自在に動き回り、たゆたうピアノ。
死ぬ前にはこれを聴きたいな、とさえ思う。
去年発売の『River:The Joni Letters』。
ジョニ・ミッチェルに捧げられたアルバム。
これも大好きな1枚です。
1曲目のノラ・ジョーンズを始めとする参加アーティストの顔ぶれが楽しい。
レナード・コーエンの語りを入れた1曲には・・・ヤラレタ。
こんなふうにレナード・コーエンを使うなんて、なんて贅沢。
一聴の価値ありです。
ちなみに、この『River』はグラミー賞「最優秀アルバム賞」を受賞。
ジャズのアルバムがこの賞を受賞したのは、スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト『ゲッツ/ジルベルト』以来、44年ぶりらしい。
こう書いてみると、すごいことですね・・・。
(このアルバム見ると、中尾彬?とツッコミたくなるのは私だけ?)
ハービー・ハンコック名前は聞いたことがあるますが
肝心の音楽の方はまだ聴いたことがありません。
なかなか渋い男性~!
興味津津です。
私もCD買って聴いてみようかしら。
ハービー・ハンコック、聴いていて心地よいジャズなんです。
coolでカッコいいけど、とんがりすぎていないのがちょうどいい感じ。
秋の夜長にぴったりかも・・・私は年中聴いてますが(笑)。