2008年 07月 10日
Serge Gainsbourgと娘と私
作曲家で作詞家で歌手で、映画監督で俳優で。
インテリでカッコよくてお行儀が悪くて変態で。
私生活もにぎやかでいつもセンセーショナルで。
こんな人どこにもいない。
10年ほど前、映画にのめりこみ、主にレンタルビデオで年に200本近く見ていた。
そのころにゲンズブールの映画を何本か見て、なんてオシャレ!と惚れたのでした。
彼のCDは一時よく聴いていて、それですりこまれたのか(すりこまれ家族)、今、大学でフランス文学専攻の娘が「ゲンズブール、いい!」と言う。
最初はやっぱり映画から入って、彼の音楽に今、やられているらしい。
そんな娘は昨日、フランスへ一人で旅立ちました。
1週間、初めての海外旅行です。
国内でも一人旅したことない子なのに、いきなりフランスへ、しかもツアーじゃなく、飛行機のチケットからホテルの予約からTGVの予約から、すべてネットで自力で手配。
費用も自分でバイトのお金をためて。
心配だけど、まさに「かわいい子には旅をさせよ」、
経験は何よりの宝物です。
親は応援して見送るしかないと腹を決めました。
ほとんどパリで過ごす予定。いつも一緒のipodにいっぱい好きな音楽を入れて。
パリで聴くゲンズブールはどんな感じだろう。
今あらためて聴いてみて、これを聴いていたころは、ワインとチーズに凝ったり、夜更かししたり、子育てしながらむしろ全く逆の何か不道徳な危険なモノにあこがれたり、とちょっと危なっかしかったなあ、と懐かしく思い出しました。
あの自分が今、よりシンプルにクリーンになろうとマクロビオティックを実践しているなんて、・・・あの時期があったからこそ、なのかもしれません。
ちなみに娘は、ゲンズブールとブリジット・バルドーのデュエット「Bonnie&Clyde」がお気に入りで、私は3人目の妻ジェーン・バーキンと歌う「スローガンのテーマ」と彼の下手うま(?)歌唱が生きる「Cannabis」が好き♪