2015年 11月 25日
つやま自然のふしぎ館(旧 津山教育科学博物館)
実は鶴山公園を訪れたのは「ついで」でした。
何のついでかというと...
公園の入り口にある、ちょっと他に類を見ない博物館に行くついで、だったのでした。
津山教育科学博物館。
今は「つやま自然のふしぎ館」というやわらかい名称になっています。
息子が本当に小さい頃に連れていったので、行ったことは覚えているけど内容はよく覚えていないと言うので今回訪ねてみたのです。
(キタキツネの剥製)
教育科学博物館?自然のふしぎ館?
いったい何の博物館?
こんな博物館です。
(以下、青字部分はHPより転載)
津山城跡正面入口にひっそりとたたずむこの博物館は1963年11月に、世界の希少動物のはく製を中心とした自然科学の総合博物館として開館しました。
当時はまだ全国的に動物のはく製を数多く集めた博物館は珍しく、また「ワシントン条約」が発効される前であったため、比較的容易に世界各地からはく製類を収集することが出来ました。
当館の動物はく製類は約850種有り、なかでも、キンシコウ、インドライオン、ウンピョウ等の希少動物や、シロフクロウ、ナマケモノ、ホッキョクグマ等の珍獣類が一堂に集められているのは迫力があります。
博物館の建物は、昔の高等学校を改築したもので、古めかしくおよそ近代的な博物館とは言い難いものですが、背景の風景画と動物がジオラマ形式で展示されており自然のなかに動物が生息しているような雰囲気があります。
→なんといっても剥製をこれだけ集めた博物館は他にないのではないでしょうか。
地域ごとに網羅された剥製の数には圧倒されます。
まるで生きているかのようなリアルな剥製が多く、今にも動き出しそうです。
背景の風景画も凝っています。
昔の高等学校だったという建物が、昼間でもなんとなく暗くひんやりとして、ちょっと肝試し的でもあります。
巨大な理科室を探検するような雰囲気。
休日でも入館者は多くないので、ひとりで行くのは勇気がいります。
というか、ひとりで行ったことはありません怖くて(笑)
また、創設者の遺言により本人の臓器がそのまま展示されており、このような人体臓器の実物展示は民間の博物館としては大変珍しいものです。そのほか世界各地の蝶、昆虫類、貝類、日本各地の鉱石類、美作地方で発掘された化石類(特に2000万年前のヒゲクジラの化石は圧巻です)など展示総数は22,000点にもなります。
→「創設者本人の臓器がそのまま展示」
これはそのとおりなのです。
そして館内はなんと写真撮影自由なので、臓器の写真も撮ったのですが、迷った末、ここでは紹介していません。
どうぞ実際に出かけてお確かめください。
こんな博物館、ないでしょ?(笑)
また、昆虫や貝の標本の膨大さにも圧倒されます。
言っていいですか。
狂ってます(誉めてます。笑)
入り口はこんな感じ。
旧名称「津山教育科学博物館」という硬い名前が「つやま自然のふしぎ館 Tsuyama Wonder Meuseum」というひらがなを入れたやわらかい名前に変わり、看板も何やらのんびり楽しそうなイメージになっていますが、うっかり入り込むと狂気というか瘴気というか(失礼)とにかくちょっと常軌を逸したものにヤラれますのでご注意を。
とまあ前置きはこれくらいにして、さあ、入ってみますか?
第1室「化石の世界」
キンシコウいた。
第2室「人体の神秘」
第3室「世界と日本の珍しい貝」
第4室「蝶と昆虫の世界」
第5室「アジアの動物」
斑点のある2匹がウンピョウです。 ↑
第6室「世界の鳥」
第7室「北米大陸の動物」
オーストラリアの動物も。
第8室「日本の野生動物」
日本の動物は何だか可愛いですね。
第9室「極地と中南米の動物」
第10室「爬虫類と両生類室」
第11室「日本の鉱石・岩石」
第12室「西アジア・アフリカの動物」
左から2番目がインドライオン。 ↑
誰ですか、家に飾りたいなんて思ってるひとは(笑)
さて、いかがでしたか。
全部は撮りきれていませんが、コレクションの膨大さが伝わったでしょうか。
私は小さい頃からここで遊んで育ちました。
人格形成に何らかの影響を(笑)
博物館のHPは こちら
ウンピョウ!ウンピョウ!(すみません興奮してます)
以前から、記事を拝見していてもしかしたら…と思っていたのですが
当方、azzuki_さんと同郷の者です^^鶴山公園はもちろん、ここの博物館によく通いました。とても懐かしいです。
大人になって国内外いろんな博物館に行きましたが、ここのインパクトは他に類を見ないものだなと実感しております。
理科好きの私の原点です。もしかして人格形成の影響も…?
結婚を機に故郷を離れて20年近くになり、現在居るのは500kmほどはなれた地方と言う事もあってなかなか頻繁には帰れずにいますが
これからもazzuki_さんの里帰りのお写真(素敵なおばあさまや、お庭のご様子etc…)や記事、楽しみにさせて頂きます。
こんばんは。コメントありがとうございます。
おお、そうですか、同郷の方ですか!
鶴山公園も博物館もよくごぞんじとは、嬉しいです。
500km離れていたらなかなか帰れませんね。
これからも機会があったら故郷の写真を撮ってきますので、ゆうるりと待っていてくださいませ。