azukki的. 姉妹猫mao(黒)とmeo(銀)、天国のノア(黒白) 空と花と石と美しいもの。

「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅


連休の前日に京都へ泊まり、春分の日の朝、向かったのは長野県伊那市。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」を訪れるためでした。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20241045.jpg








柘植伊佐夫さんは大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」の人物デザイン監修に携わり大河ドラマに革新をもたらした方。
柘植さんについては以前こちらの記事で書いたことがありますが、ビューティーディレクターとしてドラマ、映画、演劇等で幅広く斬新な活動をなさっています。
私が柘植さんのお名前を知ったのは2010年の「龍馬伝」、以来ずっとお仕事に注目してきました。
要するに、ファン(笑)
その柘植さんの故郷である伊那市で初個展が開かれると知って、行かないでいられましょうか。

とはいえ。
松江から伊那市へは電車を乗り継いで8時間くらいかかります。
たまたま、3月の連休は娘のいる京都に行く予定だったので、京都経由で行くことにしました。
京都から名古屋まで新幹線、名古屋から塩尻まで中央本線「特急しなの」、塩尻で乗り換えて岡谷へ、岡谷から飯田線で伊那市へ。
片道約4時間。

旅のおともはこちら。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20482438.jpg






「特急しなの」の車窓から。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20501920.jpg







「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20504374.jpg







岡谷駅からはワンマン。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20512147.jpg







「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20513490.jpg
地元のおじさんおばさんおじいさんおばあさん、高校生たちが乗ってくる、生活の乗り物。
ふだん車の生活なので、こんな感じは久しぶりでした。
出発直前に車両の前をおそらく近所に住んでいるおばあさんが近道とばかりに横切り、運転手さんが「危ない危ない」と車内へ誘導する一幕も。
のどかなり。






車窓から。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_2052401.jpg








「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20525563.jpg
向こうに見えるのは駒ヶ岳?(よくわかってない)






伊那市到着。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20532249.jpg








「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20535150.jpg
迎えられた。







「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20542287.jpg
いい感じの駅前。







個展会場の伊那市図書館は駅から歩いてすぐ。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_2055613.jpg







図書館まわりでは何やら子供向けのイベントが行われていてロバもいて。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_20584693.jpg







家族連れでにぎやかな図書館の一画。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_2113196.jpg







「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_212117.jpg

梱包材のプチプチで覆われた白い空間。






「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_2114686.jpg

靴を脱いで入ると、床も一面プチプチで覆われていました。




中は撮影禁止でしたが、こちらの記事で様子が少しわかるでしょうか。

UNITY 柘植伊佐夫の世界展

ふるさと伊那で芸術文化大使柘植伊佐夫さんが初個展(伊那市公式HP)




また、個展の内容について、うつぼざるさんが詳細なレポートを書いていらっしゃるので、紹介させてください。

柘植伊佐夫さんの個展UNITYを見に伊那市に①

柘植伊佐夫さんの個展UNITYを見に伊那市に②

柘植伊佐夫さんの個展UNITYを見に伊那市へ③

柘植伊佐夫さんの個展UNITYを見に伊那市へ④

柘植伊佐夫さんの個展UNITYを見に伊那市へ⑤

柘植伊佐夫さんの個展UNITYを見に伊那市へ⑥



そしてこちらも、個展を訪れた方の記事。
3月14日に行われたトークセッションのレポートも。

「UNITYー柘植伊佐夫の世界展」覚え書き その1

「UNITYー柘植伊佐夫の世界展」覚え書き その2 トークセッション




「龍馬伝」のためのスケッチ、「平清盛」のためのスケッチ、龍馬のデニム袴、清盛の黄金の法衣、後白河帝の鳳凰紋の赤の狩衣、積み上げられたドラマ台本、そして柘植さんの油彩画「海辺の姉妹」の迫力。

床のプチプチが足裏に触れるやわらかさ、静かに流れる音楽(この個展のため石川潤さん作)、息をするように変化する照明。

いつまでもそこにいたい心地よい空間でした。

私が特に惹かれたのは油彩画「海辺の姉妹」とジョン万次郎(龍馬伝)の人物デザインスケッチ。
今思い出すと両者は似ています。
(わかる人だけわかってください。)

故郷の伊那市で開かれることに意味がある柘植さんの個展ではありますが、是非東京などでも開かれるといいなと思います。
あるいは「柘植伊佐夫全仕事」みたいな本ができないかなあ、と夢想しています。






名残惜しく会場を出て、橋を渡る。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_14152074.jpg

天竜川を渡る。

伊那市に行くと決めて地図を見たとき、絶対にこの川をこの橋を渡りたいと思いました。






「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_22552579.jpg

南アルプスと中央アルプスに挟まれ、挟まれているけれど、狭くはなくむしろ空に向かって開けていると感じる、そんな町。


空と山と川がダイナミックにそこにある町。






そしてお蕎麦屋さんへ。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_22581242.jpg
伊那市といえば名物ローメンを食すべきなのでしょうが、私にはちょっと重いかな、なので蕎麦。
信州蕎麦。






天ざる蕎麦を注文。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_22595348.jpg

なんと、このせいろ、2段になっているのでした。
1段だけでも充分に一人前といっていい量です。
都会のちょっと気どった蕎麦屋ならば、たぶんもっと少ないでしょう。
そんな普通に一人前の量×2段。

食べきれませんでした(笑)
(娘に食べてもらいました。)






帰りの電車までの時間、蕎麦屋を出て少し歩きました。
どこからか猫の鳴き声がする。
と思ったら車の下に子猫発見。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_1420958.jpg

「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_14195667.jpg







また少し行くと、ボスっぽい猫が民家の玄関先でお出迎え。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_14202244.jpg

期せずして「伊那市ねこ歩き」(笑)






ふきのとうの畑。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_23113042.jpg






また別の橋を渡る。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_2312342.jpg








「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_23123482.jpg







「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_23142452.jpg







駅前に戻り、商店街のこちらのお店にふらふらと。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_2315429.jpg

おみやげのお菓子を買いました。






こんなの。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_14205627.jpg

(美味しかったですよ。)







伊那市万歳。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_23172997.jpg
「命があったら、また来るべ。」






帰りの車窓から。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_23184968.jpg

手入れされた里山、直立する木立が美しい。
西日本ではなかなか見られない風景です。






「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_23191958.jpg







「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_2320359.jpg







「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_23205082.jpg







そして塩尻で日は暮れました。
「UNITY 柘植伊佐夫の世界展」への旅_f0169147_14213083.jpg

さよなら長野。

あっというまの、短いけれど濃い旅でした。
by azukki_bio | 2015-03-26 20:26 | 出かける | Comments(0)